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掲載日:2024年3月28日
テレワーク向けソリューション
「Splashtop」でできること、できないこと
テレワークにおけるニーズに応えるリモートアクセスソリューションであるSplashtopは、企業にとって重要な選択肢の一つです。
しかし、導入を検討する際にはコストだけでなく実際に何ができるか、そして何ができないかを理解することが不可欠です。
今回はSplashtopが提供する機能や制約について詳細に整理し、読者の皆様に導入の判断材料となる情報を提供します。
Splashtopでできること(メリット)
Splashtopでできることは数多くあります。 その中で代表的でかつ実務に役立つ機能についていくつかピックアップしてご紹介します。
<アクセスする側の端末数(手元側デバイス)が無制限>
< 出典:Splashtop 製品マニュアル 12ページ >
リモートデスクトップは基本的に自宅からのアクセスが中心です。
しかし自宅以外からのアクセスをしたいという需要もあります。
例えば出張時や営業先への訪問時に端末にあるデータを参照したいケース。
この場合もSplashtopは手元側デバイスの登録は無制限なので自宅PCだけでなく、スマートフォンや営業先で使用するタブレット、ノートPCなど複数の端末から会社に置いてある端末に接続することが可能です。
<⼤量配布ストリーマーでまとめて機能制限設定>
< 出典:Splashtop 製品マニュアル 30ページ >
これは主に情シス担当者に向けた機能です。
学校や会社などではガバナンスが重要であり、大人数に同じ設定を行う必要があります。
もしユーザーが個々に設定してしまうと想定しない設定でセキュリティが危なくなる危険性が出てきます。
その点Splashtopは大量配布ストリーマーで一括インストール可能になっており、これによって管理者が適切なセキュリティ設定を行うことができセキュリティレベルの維持が可能になっています。
<Windows以外にMacやLinuxでもアクセス可能>
< 出典:Splashtop 製品マニュアル 22ページ >
最近は社内一律でWindowsを使うのではなく、希望に応じてMacを使用しているケースがあります。
また、作業環境上自宅と会社で使用しているOSが異なっているケースも発生します。
例えば自宅がWindowsで会社がデザインソフトの関係でMacのケースなどです。
SplashtopではWindows、Mac、Linuxに対応しているため自宅の環境と会社のOSが異なっていても問題なくアクセスすることが可能になっています。
なお、手元側デバイス(リモートアクセスを行う端末)はWindows、macOS対応のコンピュータ、iOS、Android対応のスマホやタブレット、Chromebookに対応しておりPC、モバイルどちらからでもアクセスすることができます。
<4K品質にも対応>
作業効率を上げるためには解像度の高さは非常に重要です。
例えばプログラムやWEB制作でのコーディングを行う際はソースコードの一覧性が低いと保守性が下がります。
またデザインチームなどの画像編集作業においても全体を見ながらの作業がしにくくなったり作業領域が狭まり細かいツールの表示非表示を切り替えないといけないなどストレスが溜まりやすくなります。
Splashtopの場合は4K品質にも対応しているため高解像度での表示が可能になっており、自宅でも会社と同じ環境下でストレスなく作業を行うことができるようになっています。
Splashtopでできないこと(デメリット)
同様に、Splashtopが苦手とすることもあります。
以下は代表的なデメリットです。
ただし運用などで回避することも可能なので、他の機能と合わせ総合的な評価をする必要があります。
<スクリーンショットを禁止できない>
Splashtopはチームのポリシーでファイルやテキストのコピー&ペーストを制限する設定はありますが、スクリーンショットの制限をする機能がありません。
そのため画面キャプチャを取られ手元の端末に内容が保存されてしまうことを防ぐのは難しい仕様となります。
この点については他のソフトウェアによる代替機能の追加、もしくは社内規定などによるガイドラインでの禁止を制度として定める必要が出てきます。
<1アカウントを共有できない>
部内全員がテレワークとなり自宅にノートPCを持ち帰ったうえでサーバー上のデータは会社にある部門共用PCにアクセスして確認したいというケースがあります。
こうした場合接続先が1つのため1アカウントを部内全員で共有しアクセスする方法が理想です。
<下位のプランでは画面転送が30FPSまでしか対応していない>
最近はYouTube向け動画編集などを内製で行うケースも増えています。
YouTubeは現在最大60FPS(画面の更新頻度)まで対応しているためこのフレームレートで作成したいというのが多くの作成者の希望かと思います。
しかしSplashtop BusinessのFPSは秒間30回ほどとなっているため60FPS程となるためややかくつきを感じてしまいます。
動画編集などを行う場合はこの部分がネックとなり微妙な部分ではあるものの使いにくさを感じてしまうかもしれません。
なお、Splashtop Business Proで60FPS、Splashtop Business Performanceでは240FPSまで上がるため動画編集までを目的にするのであれば上位機能での契約をおすすめします。
<日本語サポートが有償サービス>
Splashtopはアメリカの企業で開発されたソリューションを日本版にローカライズしたサービスです。
そのためサポートは英語がベースであり、日本語のサポートを受けたい場合は有償のサポート付きライセンスを購入する必要があります。
ビジネス英語ができる方であれば問題ありませんが、難しい方は有償サポートが必要となってしまう点がデメリットかもしれません。
Splashtopの購入ならライセンスオンライン
Splashtopは1ライセンスごとの手元側デバイス(接続元デバイス)の台数が無制限だったり画面を非表示のまま作業ができたり高画質でのアクセスが可能であったりとセキュリティから利便性まで柔軟な対応ができるのが特徴です。
一方でアカウント共有が不可能だったりリモートでの起動ができなかったりスクリーンショットの禁止が不可能だったりなど不得手な分野もあるため自社で求める要件を整理し、Splashtopが適切なサービスであるかどうかを正しく判断する必要があります。
「ライセンスオンライン」では、Splashtop BusinessからSplashtop Business Performanceまですべて選択可能です。
また、公式直販にはないメリットとして、他メーカーの製品も含めたライセンス管理を一括で行うことができ、管理コストを抑えられます。
直販で個別に契約すると、管理をメーカーごとに行うことになり、契約が増えるに従い管理が煩雑になりがちです。 こうした手間を削減し、制作業務の効率化だけでなく、バックオフィス側の効率化も図ることができるのがライセンスオンラインを利用するメリットです。
ご購入の際は、ぜひライセンスオンラインへご相談ください。
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