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掲載日:2022年2月28日
高機能な電子署名サービスAdobe Signとは?
利用開始までの使い方をご紹介
業務のデジタル化にともない、近年では契約書のやり取りなどに電子署名サービスを利用する企業も増えています。
PDFを開発したAdobe社からは「Adobe Sign」が提供されており、電子署名や電子契約など、これまで以上に電子文書のやり取りがスムーズに行えます。
本稿ではAdobe Signの機能や連携できるサービス、初期設定も含めた導入方法までご紹介します。
Adobe Signの機能をご紹介。システムの連携も可能
Adobe Signは電子署名を用いた電子契約をはじめとして、さまざまな機能が提供されています。
Adobe Signの主要機能をみてみましょう。
- 電子署名を用いた電子契約
- タイムスタンプの付与
- 電子印鑑の利用
- PDFの作成、編集、複数人による作業、共有
- 契約の進捗確認(ステータス確認)
- パソコン、タブレットなどのマルチデバイス対応
- Webフォームの作成
- ワークフローの構築
- API連携 など
従来は紙と印鑑で締結していた契約書などが、デジタル化の推進などにより現代ではインターネット上ですべて完結するようになり、契約書もペーパーレスで保管が可能になりました。
Adobe Signを自社で活用することで、契約業務の効率化や印刷・郵送コストの削減、業務の透明性を担保できるといったメリットがあります。
さらに契約書のような一対一のやり取りだけでなく、ワークフローを活用することで、回覧板のような、一対多・不特定多数からの署名にも対応可能です。
また、Adobe Signは外部サービスとの連携に強みがあり、契約書の作成や共有なども効率的に行えます。連携できる外部サービスには次のようなものが挙げられます。
- Microsoft:書類作成などで連携して作業効率化
- Salesforce:モバイル活用により場所を問わず契約書の送信や署名ができる
- Google:ワークフローをGoogleドライブに保存できる
- Box:文書へのアクセスと保存により送信から署名まで操作ができる
- Kintone:サイボウズのkintoneとの連携で社内承認、対外契約の効率化
- ZOHO:複数チャネルをまたいだ顧客管理を一元化してエンゲージメントの向上
※2022年2月時点。
既存の業務フローやシステム環境に合わせて電子署名サービスを導入したい企業には、こういった外部連携を活用することがおすすめです。
事務処理、顧客管理、セールスなど、さまざまな業務において効率化が進むでしょう。
Adobe Signの導入方法
Adobe Signの導入方法は、ライセンスオンラインをはじめとする「販売パートナーへの相談」と、「Adobe公式サイトからの申し込み」の2パターンが挙げられます。
販売パートナーとは、Adobe Signのライセンス販売などを行う企業です。
Adobe Signの国内のパートナー企業は多岐にわたりますので、他製品ですでに販売代理店と契約している場合は相談するとスピーディに購入可能かもしれません。
パートナー企業に相談すると、前述したAdobe Signと外部連携ができるサービスを提供していることもあるため、同時に導入することも可能です。
なお、Adobe Creative CloudやAdobe Document Cloudなどのクラウドサービスを利用している場合でも、Adobe Signを導入する際は別途契約が必要になります。
Adobe Signを使うまでにすべき設定
Adobe Signを導入したら電子署名ができるまでにセットアップが必要です。以下の項目に注意して設定を行いましょう。
プロファイル情報の確認
プロファイル情報とは、ユーザー情報です。当然ながらユーザー情報は正確に入力していることが前提です。
氏名、役職、会社名、タイムスタンプのためのタイムゾーンなどを正確に登録しているか確認しましょう。
署名の定義
署名の定義とは、署名スタイルの決定です。Adobe Signでは、手書き風フォントやカスタマイズした署名が用意されています。
手書き風フォントは初期の設定となっており、ユーザーから好まれているようです。
カスタマイズした署名では、画像などを取り込んで署名スタイルにすることができます。または独自に描いたもので署名できるようになります。
言語の環境設定の選択
言語の環境設定の選択では、メールの受信時や署名の際の言語を選びます。
Adobe Signのアカウントを所有していないユーザー宛の、メールの言語も設定することが可能です。
Adobe Signの導入はライセンスオンラインがおすすめ
Adobe Signは、電子契約や電子署名ができるサービスです。連携できる外部サービスも豊富であり、企業の業務フローに合わせて電子署名の導入をスムーズに進めることができます。
なお、Adobe Signの導入はライセンスオンラインを通じて行うことも可能です。
ライセンスオンラインはAdobe製品やMicrosoft製品など、企業の業務進行に不可欠なライセンス製品を取り扱っています。
ご購入の際、多種多様なライセンス製品の導入相談・サポートができるだけでなく、販売パートナーであるライセンスオンラインでAdobe製品をご購入いただく際は、Value
Incentive Plan(VIP)によるボリュームディスカウントが適用される場合があります。
さらに、ライセンスオンラインを通じて購入した製品は、各ベンダーの管理画面ではなく、ライセンスオンライン上で一元管理が可能です。
従業員の増減に伴うライセンスの増減を、複数製品にまたがって、一元的に管理することができ、ライセンス管理の手間を削減します。
「Adobe製品をお得に導入したい」「ライセンスの管理を効率化したい」という企業は、ライセンスオンラインで各製品のお見積もりを取得し、販売代理店を利用することでどれくらいのコストカットができそうか、試算してみてください。