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掲載日:2022年1月31日

PDFの編集や
Word変換ができる!
業務で使うならAdobe Acrobat DCがおすすめ

PDFはPC・スマホを問わず、幅広い端末で同じようにファイルを閲覧できる使い勝手の良さから、企業の文書や資料のやり取りで多用されるファイル形式です。
近年では業務のデジタル化によって契約書や請求書などの電子化も進んでおり、「PDFの編集や変換ができたら……」と思う方も多いのではないでしょうか?
本記事では、PDFの編集や変換が簡単にできるAdobe Acrobat DCの機能を中心にご紹介します。

業務で活用できるAdobe Document Cloud

Adobe Acrobat DCの前に、「Adobe Document Cloud」について触れます。
Adobe Document Cloudとは、電子サインやPDFの共有機能を持つクラウドサービスです。法人向けのサービスにはAdobe Acrobat DCとAdobe Signが含まれています。

Adobe Acrobat DCはPDFを扱うソフトウェアで、PDFファイルの作成や編集、共有が可能です。
PDFからMicrosoft Officeなどへのファイル形式の変換や、アプリ内での編集に対応しており、それらの文書をデスクトップやモバイル、Webなどで共有できます。
Adobe Acrobat DC活用することで、これまで手作業で行っていた紙文書の業務をPDF上で完結できるようになります。

なお、法人向けサービスのAdobe Signでは、その名の通り、契約書の送信や電子サインの取得、管理まで、すべての工程をデジタル化することが可能です。
安全性も高く、電子サインのやり取りは数分で完了するなど、導入によって業務効率化が実現できるでしょう。

本記事では「Adobe Acrobat DC」について、さらに詳しくご紹介します。

Adobe Acrobat DCで使える機能

Adobe Acrobat DCではPDFの閲覧はもちろん、ファイルの結合、パスワード処理、テキストデータの読み取り(OCR処理)といった、一般的なソフトでは難しい編集も可能です。

PDFの変換

Microsoft OfficeやHTML、JPEGといったほぼすべてのファイル形式をPDFに変換することができます。逆にPDFをWordやExcel、PowerPointに復元することも可能です。

PDFにすることでドキュメントの書式設定や配置が維持され、どのデバイスでも想定通りに表示できます。
また、Adobe Acrobat DCでは内部のデータを保持したままPDFに変換するため、一度PDFにしたファイルをまた元に戻す際も、Excelの数式やWordのフォントは高精度で復元可能です。

PDFの編集

PDFファイルを直接編集し、画像の追加やテキスト修正を行うこともできます。
従来であればPDFで発見した誤字脱字は、もとのデータ・ファイルを編集して再度PDFに変換して対応するのが一般的だったかと思われますが、Adobe Acrobat DCを活用することで、その手間を軽減することが可能です。

そのほかに、以下の編集をPDFのまま行うことができるため、編集の際には重宝するでしょう。

  • ファイルの統合や分割
  • ページの削除、追加、並び替え
  • 画像のトリミング
  • 注釈を入れる

PDFの保護・権限付与

クラウドサービスであるAdobe Document Cloudやメールを通じて、編集したPDFを共有することができます。その際には、PDF自体にパスワードによる保護や権限付与をすることが可能です。
パスワードを設定することで、不用意にデータを流出させたりコンテンツをコピーされたりすることを防げます。

OCR機能

Adobe Acrobat DCにはOCR(光学文字認識)機能があり、スキャンして作成された文書や画像からテキストデータを自動的に抽出できます。テキストに変換して編集ができるだけでなく、書式情報も認識されるため、元の印刷物の見た目を大きく変えずにPDFの編集ができるでしょう。

また、2022年1月時点では無料で提供されているモバイルアプリ「Adobe Scan」を使うことで、文書や名刺、ホワイトボードの内容などをPDFに変換できます。このモバイルアプリで変換したPDFファイルもOCR機能によって自動的にテキストが認識されるため、スマホがスキャナになり、またスキャンしたデータはOCR機能で文字データが取得できるというように、手軽に文書のデジタル化を実現します。

Acrobat ReaderではPDFの編集ができない

無料でPDFファイルを閲覧できるソフトに「Adobe Acrobat Reader」があります。
ただし、「Adobe Acrobat DC」ではPDFの変換や編集といった機能が使えるのに対し、「Adobe Acrobat Reader」ではPDFの変換や編集、作成ができません。

Adobe Acrobat Readerはその名の通りリーダーで、PDFを開いたり注釈の追加、プリントアウトなどができたりします。特にPDFの閲覧では、拡大・縮小、表示位置の調整、ファイル内のページ移動など好みに応じた閲覧が可能です。

業務でPDFファイルの変換や編集まで必要な場合は、Adobe Acrobat Readerでは対応できないため、Adobe Acrobat DCを選択することをおすすめします。

PDFファイルの編集はAdobe Acrobat DCがおすすめ

本記事ではPDFファイルの編集ができるAdobe Acrobat DCをご紹介しました。近年、デジタル化の推進によってPDFの利用シーンが広がっており、データの編集が直接できると業務の効率化につながるかと思われます。

「PDFは編集できない」と思われがちですが、Adobe Acrobat DCを活用することでPDFの細かな編集も直接できるようになります。業務のデジタル化や効率化を目指す企業の担当者におすすめのソフトといえるでしょう。

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