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掲載日:2021年12月28日
ファイル管理や共有が簡単にできる!
Adobe Creative Cloudの
クラウドストレージの使い方を解説
様々なオンラインストレージサービスが存在する現在。そのなかでAdobeが提供するクラウドストレージをご存知でしょうか。
Adobe Creative Cloudを契約することで利用できるこのクラウドストレージは作業効率の向上をはじめとするいくつかのメリットがあり、法人プランを契約する企業には特におすすめのサービスです。
今回はAdobe Creative Cloudのクラウドストレージの概要や、便利な使い方、料金などをご紹介します。
Adobeクラウドストレージの概要
今回紹介するクラウドストレージは、Adobe Creative Cloud(以降、Adobe CC)のプランに含まれており、Adobe CCを契約することで追加料金なしに利用できます。クラウドストレージを使えばオンライン上にデータを保存でき、HDDやUSBメモリを持ち運ぶ必要もないため紛失や故障のリスクも軽減できます。
またインターネット環境さえあれば、デバイスを問わずに保管したデータへアクセスできるため、編集や共有が容易です。特にAdobe製品では写真や動画など容量が多いデータを扱うことが多く、HDDやUSBメモリに保存しているとすぐに容量不足になることもあります。
書き込み・読み込みスピードが速いSSDを使用する場合であっても、HDDやUSBメモリより価格が割高である一方、クラウドストレージであれば、SSDと同じように使えながら、SSDやHDDなどの記録媒体を持ち運ぶ必要がありません。
Adobeクラウドストレージの便利な使い方
ここからは、Adobeクラウドストレージの便利な使い方をご紹介します。
複数人・複数デバイスでファイルを共有
Adobe CCのクラウドストレージでは、複数人・複数デバイスでのファイル共有が可能です。クラウドストレージは、いわばインターネット上にデータを保存するため、Adobe CCのアカウントにアクセスできるユーザーであれば、ファイルを共有することができます。
また自分のアカウントであれば、職場や自宅、出先など、様々な場所からクラウドストレージにアクセスすることが可能です。
パソコンだけではなく、スマートフォンやタブレットからもアクセスすることができるため、容量の大きなデータがあってもHDDなどを持ち歩く必要がありません。
例えば、出先で急にデザインデータが必要になった際は、クラウドストレージにアクセスしダウンロードすれば入手できるため、作業効率が向上するでしょう。
ファイルを常に同期できる
Adobe CCのクラウドストレージでは、パソコンとクラウドそれぞれのファイルを常に同期することが可能です。同期機能を活用することで、データやファイルをいちいちアップロードしたりダウンロードしたりする必要がなくなります。
さらに、Adobe CCのクラウドストレージの同期機能は、ファイルやデータを編集するとその都度保存されるため、バックアップファイルとして扱うことも可能になります。ファイルが過去のものだった、のようなミスを防止することができるのです。
Adobe Stockとの連携
Adobe CCのクラウドストレージの独自機能として、Adobe Stockとの連携が挙げられます。
※Adobe Stockは、商用利用が可能な写真やイラストなどを提供するストックフォトサービスです。
Adobe CCのアプリからアクセス可能なAdobe Stockを利用することで、自社で時間やコストをかけてデザイン素材を作るよりも手軽に素材を集めることができます。
Adobe CCからAdobe Stockにアクセスすると、好みの画像をそのままダウンロードすることができます。PhotoshopなどのAdobe CCで提供されるアプリケーションと連携することで、クリエイティブ制作業務がスムースになるでしょう。
ストレージの容量・料金を比較!企業で使うなら法人版
Adobe Creative Cloudのクラウドストレージは、プランごとに容量が異なります。それぞれの公式料金体系は以下の通りです。
個人版
プラン名 | 料金
(月額・税込) |
内容
(使えるアプリ) |
ストレージ
容量 |
---|---|---|---|
フォトプラン | 1,078円~ | Photoshop、Lightroom、Lightroom Classicの3アプリ | 20GB~10TB
※有償で容量追加が可能、最大10TB |
単体プラン | 2,728円~ | Photoshop、Illustrator、InDesignなどから1アプリを選択 | 100GB |
コンプリート
プラン |
6,248円~ | Photoshop、Illustrator、InDesignなど20以上のすべてのアプリが使用可能 | 100GB~10TB
※有償で容量追加が可能、最大10TB |
法人版
プラン名 | 料金
(月額・税込) |
内容
(使えるアプリ) |
ストレージ
容量 |
---|---|---|---|
Creative Cloud
コンプリート プラン |
8,778円 | Photoshop、Illustrator、InDesignなど20以上のすべてのアプリが使用可能 | 1TB |
単体プラン
など |
4,158円~ | Photoshop、Illustrator、InDesignなどのアプリの単体もしくはセットプラン | 1TB |
※金額はAdobe公式サイトより抜粋。2021年12月時点。
企業でAdobe CCを使う場合は法人版ライセンスの購入が前提となりますが、この法人版では1ライセンス(1ユーザー)あたり1TBのストレージ容量が付属します。法人プランはAdobe
CCで提供されるすべてのアプリケーション・サービスが使えるコンプリートプランと、単体やセットでアプリが使えるプランから選べます。
クラウドストレージは企業にもメリットがある
法人版のAdobe CCを契約していれば、追加費用をかけずに1ユーザーあたり1TBものクラウドストレージを利用することができます。
ファイル共有や管理をクラウドストレージで行っている企業も多くなったと思われますが、デザイン部門・チームはAdobe CCのクラウドストレージを使う、というような使いわけをすることで、クラウドサービス内からファイルを探す効率を高め、より一層の生産性向上につながるのではないでしょうか。
さらに、複数のデバイスからクラウドストレージにアクセスでき、紛失や故障といったリスクを減らせるメリットもあるため、テレワーク中心の企業でも導入しやすいでしょう。
なお、Adobe Creative Cloudの法人プランはライセンスオンラインでの購入がおすすめです。サービスやサポートも充実しており、ライセンス数によってはAdobeの公式サイトよりもコストを抑えられる可能性があります。
ご興味のある担当者様は、こちらよりお問い合わせください。